グーグルのAI、数学オリンピックの難問6問中4問に正答

AIをイメージした写真

アルファベット傘下のグーグルのAI(人工知能)部門ディープマインドは25日、開発中のAI「アルファプルーフ」と「アルファ幾何学2」が、今年の国際数学オリンピックで出題された6問中4問に正答したと発表した。

複雑な数学的問題解決における進歩を示した。

現在のAIモデルは、人間の知能に似た高度な推論能力を必要とする抽象的な数学の問題は不得手とされる。

グーグルのブログ投稿によると、1問は数分以内に解けたものの、他の問題は数学オリンピックの制限時間を超え、最長3日を必要とした。

それでもこの結果は、これまでのAIの成績としては最上位という。

同社によると、推論に重点を置いたアルファプルーフが、600人以上の参加者のうちわずか5人しか解けなかった最難問を含む3問を解答。

他の問題はアルファ幾何学2が解答した。

参照元:REUTERS(ロイター)