ガザ南部でイスラエル軍が避難命令、16人が攻撃で死亡

戦争の最前列で戦う兵士

パレスチナ自治区ガザの保健当局は22日、イスラエルの攻撃により南部ハンユニスの東部地域で少なくとも16人が死亡したと発表した。

イスラエルはこの地域から新たな攻撃があったとして一部の地区に避難命令を出した。

イスラエル軍は避難を容易にし住民を戦闘地域から遠ざけるために、アルマワシの人道支援地区の境界を調整していると説明した。

パレスチナの保健当局によると、ハンユニスの東に位置するバニスハイラで、イスラエル軍戦車の砲撃により少なくとも16人が死亡した。

空爆も行われた。

ガザの保健省は死者には子供6人と女性4人が含まれていると発表した。

また数十人が負傷したと明らかにした。

ハマスのメディアは死者の数を26人と報じている。

イスラエル軍は非難命令について、パレスチナ側による新たな攻撃が理由で、ハンユニス東部からロケット弾が発射されたと指摘した。

パレスチナ側によると、避難命令には医療機関は含まれていない。

ハンユニスのナセル病院の関係者は多数の負傷者が運ばれてきたため、住民に献血を呼びかけた。

ロイターの映像には、女性や子供を含む負傷者が救急車や自家用車で病院に到着する様子が映っている。

パレスチナの緊急サービス関係者は、ハンユニスの東でイスラエル軍の空爆と戦車による砲撃で数十人が死亡したとの報告を受けたが、爆撃の激しさのため救助隊が現場に到着できなかったと述べた。

パレスチナの保険当局によると、ガザ中央部のアルブレイジとデイルアルバラでイスラエル軍が住宅2カ所を空爆し数人が負傷した。

また北部ガザ市への空爆で2人が死亡した。

参照元:REUTERS(ロイター)