水難救助の訓練中に26歳消防職員が意識を失う 運ばれた病院で8日後に死亡 福岡市消防局

プールサイドを撮影した写真

今月9日、福岡市西区のプールで、水難救助の訓練中だった26歳の福岡市消防局の男性職員が意識を失い、病院に運ばれました。

男性職員は病院で治療を受けていたが、17日、死亡が確認された。

今月9日午後4時ごろ、福岡市西区の市民プールで、水難救助の訓練をしていた消防学校の関係者から「生徒が意識を失い、呼吸をしていない」と119番通報があった。

意識を失ったのは、福岡市消防局の職員・岡本大河さん(26)で、福岡市内の病院に運ばれて治療を受けていたが、17日午前、死亡が確認された。

当時、深さ3.3メートルのプールで立ち泳ぎの訓練が行われていて、沈みかけていた岡本さんに気づいた指導者が水から引き上げたという。

警察は、岡本さんが死亡した原因の特定を急ぐとともに、訓練の安全管理に問題がなかったか、当時の状況を詳しく調べている。

職員の死亡を受け福岡市消防局の高田浩輝消防局長は、「消防学校入校中の初任学生が、水難救助訓練により死亡する事故が発生しました。亡くなられた職員のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、ご遺族に対してお悔やみ申し上げます。原因については現在調査中でありますが、内容をしっかりと検討して、二度とこのような事故が発生することのないよう再発防止に取り組んでまいります」とコメントしている。

参照元∶Yahoo!ニュース