万博会場に「子ども専用列車」大阪府市が検討 吉村知事「混雑など不安を払拭、課題をクリア」

大阪市内の写真

大阪府が2025年の大阪・関西万博に子どもたちを無料で招待する事業をめぐって、大阪府の吉村知事は17日、会場の夢洲に直接鉄道でアクセスできる大阪メトロ中央線で「子ども専用電車」を走らせられるかどうか検討していると明かした。

大阪府は、府内に住む4歳から高校生までを無料で万博に招待することにしていて、7月2日時点で、全体の約8割となる1526校が「参加する」と回答。

275校が「未定・検討中」、40校は「不参加」と回答している。

一方で、メタンガスの爆発事故や会場への交通・緊急時の医療体制への不安などを理由に、教職員組合が事業の中止を求める申し入れを行うなど、学校単位での万博への校外学習を不安視する声も広がっていた。

17日午後に行われた大阪・関西万博推進特別委員会で、大阪市の横山市長は「“子ども専用列車”について、吉村知事と一緒に事務方に検討するよう指示した」と発言した。

吉村知事は会見で、「最終は大阪メトロの判断になるが、校外学習の専用電車として、僕自身も進めていくべきだと思う。混雑などの不安を払しょくし、課題を大きくクリアできる」と語りました。

参照元∶Yahoo!ニュース