観測史上一番の暑さ…静岡市で39.3℃ 暑さは週明けも続く見通し 熱中症対策も含め厳重警戒を

熱中症の夏の晴天を撮影した写真

7月4日の静岡市ではフェーン現象の影響などで気温が上がり、同日に全国で最も高い最高気温39.3℃を観測した。

これは静岡市における統計開始以来最も高い気温。

小松建太アナウンサー:こちら静岡市葵区のパルシェ屋上にあるビアガーデンです。あと10分ほどで営業を始めるということでスタッフは準備に追われています。暑さを少しでも和らげようと水をまくなどの工夫もして涼しい風が吹いています。スタッフよると、きょうはこの暑さのためか普段よりも予約が増えたそうです

記録的な暑さに見舞われた4日の県内の様子を見ていく。

光田有志アナウンサー:静岡市葵区です。非常に暑いです。汗が止まりません。強い日差しが照りつけていて肌がジリジリと焼けるような感覚がします

7月4日の県内は朝から日差しが照り付け気温がぐんぐん上昇し、静岡では午後1時21分に1940年の統計開始以来最も高い39.3℃を記録。

全国でも2024年初めての39℃台と猛烈な暑さになった。

光田有志アナウンサー:静岡市駿河区の日本平動物園です。手元の温度計では39℃を指しています。奥ではチンパンジーがぐったりしています普段は元気に遊んでいるチンパンジーは日陰でぐったり。動物園ではレッサーパンダなど暑さに弱い動物は空調の効いた屋内での展示に切り替えて対策しています。ゾウのダンボは飼育員が水を撒くと口を大きく開けて気持ちよさそうに水浴びをしていました。

飼育員:いつも以上に普段のエサの食べ具合やウンチの状態をチェックする。動物によっては少しでも涼んでもらうため水を出したり氷の中に果物を混ぜたりして対策を取っています。

永井俊樹アナウンサー:午後1時、静岡市の建設現場です。強い日差しが照り付けているんですが、建物に囲われているため風がなく、作業員の方たち安全のために厚手の作業服で作業しているので気温以上に暑さ感じるかもしれません。静岡市駿河区の工事現場はシートに囲われて風通しが悪いだけでなく、地面にも鉄板が敷かれているため足元も高温となっています。

作業員:暑いです、ものすごく帰りたいです。空調服やシャツミストという冷却効果のあるスプレーをかけて対策しています。

作業員:みんなで顔色を見て、体調の悪い人がいないか確認をしながら作業しています。霧を発生させる扇風機を設置するといった熱中症対策も行なわれていました。

韓国家庭料理ソナム ・チョン ヨンイル さん:暑いですよ。(どれぐらい?)一番暑いです。汗いっぱいの時は熱い食べ物が夏は一番ですよ

沼津市の韓国料理店。

暑さがこもる厨房で作っているのは熱々の韓国料理。

店内は暑い日だからこそと、熱く辛いの料理を求める人の姿で賑わっていた。

韓国家庭料理ソナム・杉田剣建之介オーナー:熱い物、辛い物を食べて体力付けていただきたい

気象台によると、この暑さは週明けも続く見通しで気象台はこまめな水分補給やエアコンの適切な利用など熱中症対策を呼びかけている。

参照元∶Yahoo!ニュース