小林製薬の紅麴問題、新たに76人死亡疑い 因果関係を調査中

サプリメントをイメージしている写真

小林製薬の紅麴(こうじ)サプリメントの摂取後に腎疾患などの健康被害が報告されている問題で、厚生労働省は28日、摂取後に亡くなった人が新たに79人いると小林製薬から報告を受けたと発表した。

そのうち3人は死亡と摂取との関連がないと診断され、残り76人について、同社がサプリとの関連性を調べている。

厚労省はこれまで、同社から死者数は5人と報告を受け、人数を公表していた。

死者数が急増したことについて、武見敬三厚労相は「(同社から)27日になって初めて全体像が示された。極めて遺憾だ」と発言。

厚労省は同社に対し、いつまでに死亡事例の調査を終えるのかなどの具体的な計画をつくり、29日までに提出するよう指示した。

厚労省によると、13日に死者数の更新について同社に確認したところ、公表中の5人以外にも調査中の事例があるとの回答があった。

厚労省が詳細な報告を求めたことで、今回の報告につながった。

同社には、これまでに公表されていた5人のほかに、170人分の情報が遺族から寄せられていた。

このうち、通信販売の履歴などを調べ、91人はサプリを摂取していないことを確認。

摂取していた79人のうち、3人は医師が関連性はないと診断した。

参照元∶Yahoo!ニュース