都知事選ポスター問題 「規制を」 有権者困惑、選管に苦情殺到
東京都知事選の選挙ポスター掲示板に同じ人物やデザインのポスターが多数張られ、有権者に困惑が広がっている。
政治団体「NHKから国民を守る党」は、団体に寄付をした人の作ったポスターを掲示板に張っているとしており、制度の隙間をついた掲示板の目的外利用との意見も。
識者は「規制の手段を考えていく必要がある」と指摘する。
「カワイイ私の政見放送を見てね」。中野区役所前の掲示板には、さまざまな人物の画像とともに、デザインの同じピンク色のポスターがずらりと張られていた。
QRコードも記載され、読み込むと特定の交流サイト(SNS)の画面に誘導される。
東京都選挙管理委員会には、21日までに千件以上の苦情や問い合わせが寄せられた。
同一のポスターが張られていることに関して「何なのか」などとするもので、担当者は「電話がひっきりなしに鳴っている」と話す。
総務省によると、ポスターで他の候補者の選挙運動をすることや、虚偽があった場合は処罰の対象になる。
一方で、内容を直接制限する規定はなく、事前のチェックもない。
参照元∶Yahoo!ニュース