ゴルフ練習場でバケツ爆発 新たに70歳女を逮捕 車を貸した殺人未遂ほう助などの疑い 大阪・松原市

事故現場をイメージしたイラスト画像

大阪府松原市のゴルフ練習場で、ガソリンが入ったバケツが爆発し、従業員がケガをした事件で、バケツを設置したとして殺人未遂の疑いで逮捕された男に犯行に使う車を貸したとして、警察は21日、70歳の女を殺人未遂ほう助の疑いで逮捕した。

殺人未遂ほう助の疑いで逮捕されたのは、羽曳野市に住む無職の半田暎子容疑者(70)。

この事件では、大阪府羽曳野市に住む会社員の岡本勝年容疑者(65)が、不特定多数を殺害しようと企て、6月5日から6日の間に、ゴルフ練習場の敷地内に何らかの仕組みにより爆発するガソリン入りのバケツを設置した疑いで逮捕・送検されている。

半田容疑者は岡本容疑者が殺害を企てていることを知りながら、自身の車を岡本容疑者に貸した疑いが持たれている。

警察は事件当時、防犯カメラに映った、ゴルフ練習場を行き来する不審な車両を捜査していたところ、岡本容疑者が浮上したが、さらに捜査を進めると、車が半田容疑者が所有していたものだとわかったという。

岡本容疑者がSNSで「今夜車を貸してほしい」と送信し、半田容疑者が「いいですよ」と返信していた記録が半田容疑者のスマートフォンに残っていたという。

事件現場(今月6日) 岡本容疑者は警察の調べに対し、「不特定多数を狙ったわけではなく、ゴルフセンター経営者を狙った」と容疑を一部否認し、「(20年以上前に)経営者に会社を潰された。正直なところ、あの程度では死ぬまででは至らないだろうと思っていた」と話しているという。

また、半田容疑者は「爆発物を作っているのは知っていた。車を貸したのは事実です。(経営者に)恨みを持っていることも知っていた。殺害を企てていることは知らなかった」などと容疑を一部否認しているという。

警察によると、岡本容疑者は1998年から1999年ごろ、自身が経営していたスーパーが経営破綻していて、そのスーパーのなかに半田容疑者の夫が経営する店がテナントとして入っていたことから、2人は知り合ったという。

警察などによりますと、容量が130リットルのバケツの側面には、液体が入ったペットボトルや噴霧器、レバー式のスイッチが黒いテープで貼り付けられていたほか、社長を宛名にして「よろしければお使いください」などと書かれた紙が貼られていた。

参照元∶Yahoo!ニュース