女優・山田昌さん肝細胞がんのため死去 94歳 NHK「真田丸」秀吉の母役 「おしん」など朝ドラ多数

女優をイメージした写真

女優の山田昌(やまだ・まさ、本名天野昌=あまの・まさ)さんが16日、肝細胞がんのため名古屋市昭和区の老人ホームで死去したことがわかった。94歳。

所属していた「劇座」が公式サイトを通じて伝えた。

通夜は18日午後7時、葬儀・告別式は19日午後1時から、名古屋市千種区内山1の19の22、平安会館今池斎場で営まれる。

「劇座」は公式サイトを通じ、「劇座の俳優 山田昌が、6月16日に永眠されたことをお知らせいたします」と訃報を伝えた。

「劇座創立メンバーとして、故 天野鎮雄座長とともに長年にわたり名古屋の演劇界の為に貢献され、素晴らしい役者として舞台や映像で活躍し、また私たちの師として多くのものを残してくださいました」と功績を称え「山田昌先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます」と追悼した。

「なお、葬儀とともに平安会館の1階にて俳優 山田昌の舞台写真・ゆかりの品などを展示する予定です。どなたさまもご覧頂けますので、故人を偲ぶ場にしていただければと思います」と呼びかけた。

山田さんは1930年生まれ、愛知県出身。

劇団「劇座」代表。1949年、NHK名古屋放送劇団に入団し、85年に「劇座」を結成し同年、付属俳優養成所の「名古屋劇塾」の設立にも参加した。

「名古屋弁を話せる女優」としてテレビドラマで活躍。NHK連続テレビ小説「おしん」「はね駒」「君の名は」「純情きらり」など朝ドラに多数出演し、近年はNHK大河ドラマ「真田丸」(2016年)で豊臣秀吉の母・なか役を演じた。

参照元∶Yahoo!ニュース