「マツケンサンバ2」振付師・真島茂樹さん死去 77歳 虚血性心不全 亡くなる前日まで元気に仕事
「マツケンサンバ2」の振り付けなどで知られる振付師の真島茂樹さんが、22日に虚血性心不全のため死去した。
77歳。
所属する「三喜プロモーション」が伝えた。
所属事務所は「突然ではございますが、弊社所属の真島茂樹が、去る5月22日午後10時38分に虚血性心不全のため77歳にて永眠致しましたことをご報告申し上げます ここに生前に賜りましたご厚誼に深謝致します」と感謝とともに訃報を伝えた。
続けて「真島は、小さい頃からの夢を実現させレビューの道を邁進して参りました」とこれまでの歩みを回顧。
「『マツケンサンバ2』の振付以降は、活動の幅も広げ皆様に愛される日々を送り、自ら『一生踊り子』という言葉を胸に亡くなる前日まで元気で仕事をこなしておりました」と振り返り、「華やかな生涯を刻めました事、偏にファンの皆様はじめ演劇・マスコミや各関係者の皆様のお陰と心より感謝申し上げます」と感謝。
なお、葬儀告別式は近親者のみにて執り行い、後日「お別れの会」を開く予定。
真島さんはこれまで不整脈で定期的な通院はしていたが、亡くなる前日の21日は栃木県内で講演の仕事をしていて、いつも通り元気だった。
講演の途中で振り付けを披露する場面もあった。
真島さんは1947年3月22日生まれ、栃木県出身。
高校卒業後の1972年に「日劇ダンシングチーム」に所属し、トップダンサーになった。
1981年の日劇閉館後は、ダンス講師やミュージカルに出演し活躍。
2004年、日本舞踊をベースに振り付けを行った「マツケンサンバ2」が大ヒットした。
ダンサーの中でのメインパートも担当し、2021年の第72回NHK紅白歌合戦では、特別企画で披露された「マツケンサンバ2」の腰元ダンサーズの振り付けを担当し、自身も「腰元ダンサーズの一員」として紅白出演。
また、美川憲一の「さそり座の女」スペシャルバージョンの振り付けも担当し、同じく紅白に出場していた。
真島さんの“オネエキャラ”にも注目が集まり、バラエティー番組にも数多く出演。お茶の間に愛された。
参照元∶Yahoo!ニュース