「紙幣配ります」インフルエンサーの投稿に約3000人が殺到!警察が出動するパニックに 偽札疑惑も浮上 台湾

台湾のインフルエンサーが「街中で現金をばらまく」とSNSに投稿したところ、約3000人もの人が集まり大混乱に。

警察が出動し、イベントが中止になる騒動が起きた。

道いっぱいに広がり、押し寄せた人々。周りに押されてよろめいている人もいる。

少しでも近づこうとしていた中心では、なんと紙幣がばらまかれていた。

皆が手を伸ばし、紙幣を受け取ろうとして大混乱になっていた。

騒動があったのは台湾・台北市、5月10日のこと。

バラマキに使ったのは、銃のような形をした赤い機械で、何枚もの札が飛び出している。

騒ぎのきっかけは、5月10日にInstagramに投稿された「今晩ぜひ安全に気をつけてね　1000台湾ドルから配ります」というメッセージ。

札束を持ってカメラを見つめる男性は、16万人以上のフォロワーを持つ台湾のインフルエンサー。

自身のSNSで“10日の夜にお金を配る”と投稿したところ、約3000人が集まってしまったのだ。

同日の動画には、紙幣をつかみ取ろうと木に登っている人の姿も確認できる。

映像を見た人は「ゾンビに追いかけられたような感じだね」「人に踏まれて死にそうな感じ」と感想をもらす。

人々が殺到し雑踏事故の危険が大きくなると、現場には警察が出動し、イベントは中止された。

町を混乱させたインフルエンサーのSNSを見ると、高級車に乗る様子やヘリコプターの前に立つ写真など、豪華な生活ぶりの投稿がいくつも見られる。

男性は警察に呼び出され謝罪したが、「やらなかったらみんな悲しいでしょ?次やる時は法令順守して当局と相談してやります」とも話している。

しかも、ばらまいた紙幣にも疑惑がある。SNS上に“偽札がばらまかれた”との投稿があるのだ。

本人は否定し、「10万台湾ドル（日本円で約48万円）をまいた」と主張したが、警察は偽札疑惑に関しても捜査。

一方、事前にイベントを申告せず安全措置も取らなかったとして、男性を検察に送致している。

参照元∶Yahoo!ニュース