自民、パーティー券公開基準「10万円超」案 15日にも公明に提示
自民党は政治資金規正法改正案を巡り、政治資金パーティー券購入者の公開基準を現行の「20万円超」から「10万円超」に引き下げる独自の改正案を15日にも公明党に示す方針を固めた。
複数の自民幹部が明らかにした。
自民は「5万円超」への引き下げを主張している公明党の理解を得たい考えだが、折り合えない場合、与党法案の策定は見送り、自民法案を単独で国会に提出することも視野に入れている。
17日には党として法案を決定したい考えだ。
これに関連し、岸田首相(自民総裁)は14日、公明党の山口代表と首相官邸で会談し、同法改正案を巡り、「自民として法案化していく作業を進める。
その上で公明党とも相談したい」と述べた。
会談後、山口氏が記者団の取材に説明した。
首相と山口氏は、今国会で同法改正を目指す方針も改めて確認した。
山口氏は首相に対し、「野党の意見も聞き、幅広い合意形成を目指す努力も与党として必要だ」と伝えた。会談後、山口氏は「自民がどう法案を作るのかはっきりしない。示されることがあれば、よく点検したい」と記者団に語った。
自公間では、パーティー券購入者の公開基準額などを巡る溝が埋まらず、結論が持ち越されている。
参照元:Yahoo!ニュース