水原一平被告が無罪主張 後日認める見通し 大谷選手の口座から不正送金か
ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が、大谷選手の口座から不正に送金したとされる事件の裁判で、水原被告は14日、法廷で無罪を主張した。
ただ、今回の無罪主張は形式的なもので、後日、法廷で罪を認める見通しです。
水原一平被告は違法な賭博の借金返済のために、大谷選手の口座から無断で1700万ドル、日本円で26億4000万円あまりを不正に送金していた罪と、虚偽の納税申告をした罪で起訴されている。
水原被告は14日、ロサンゼルスの連邦裁判所で行われた罪状認否で無罪を主張した。
司法省によると、水原被告は2件の罪を認める司法取引に応じていますが、水面下の交渉が続いているとみられ、形式的に無罪を主張して、審理継続のかたちをとった。
そのうえ今後、「重罪」を取り扱う裁判官に担当が変わり、数週間以内に有罪の答弁を行う見通しだ。
水原被告の量刑について、銀行詐欺では最長で禁錮30年、虚偽の納税申告では最長で禁錮3年が科される可能性があるが、司法取引によって大幅に軽くなるとみられている。
かつて金融犯罪を扱った元連邦検事のエディー・ハウレギ弁護士によると、量刑は4年9か月から5年11か月程度とみられ、量刑の言い渡しは数か月以内だろうとしている。
参照元:Yahoo!ニュース