イラン著名映画監督モハマド・ラスロフ氏が国外脱出、禁錮刑受け

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イランの著名な映画監督であるモハマド・ラスロフ氏は、国家安全保障関連の罪で禁錮8年とむち打ち刑の判決が確定したことを受け、国外に脱出したと明らかにした。

12日付の声明で、現在は欧州に滞在していることを明かし、「刑務所に入るかイランを出るかを選ばなければならなかった。重い気持ちで国外脱出を選んだ」と述べた。

また、イラン当局による弾圧を批判し、世界の映画界が検閲に直面する制作者を支援し、言論の自由を擁護するよう訴えた。

ラスロフ氏は2020年、「悪は存在せず」でベルリン国際映画祭の最高賞「金熊賞」を受賞。

14日開幕するカンヌ国際映画祭に新作の「The Seed of The Sacred Fig(原題)」を出品する。

参照元∶REUTERS(ロイター)