太陽フレア、2025年がピーク GPSや携帯電話、防災無線が使用不能に? 北海道や石川県でオーロラのような現象が観測

太陽の表面で起こる大規模な爆発現象「太陽フレア」が原因とみられる「磁気嵐」やオーロラが世界各地で観測された。

米国では衛星利用測位システム(GPS)の一部に異常が生じたと報じられた。

太陽フレアは2025年がピークとの予測もある。

携帯電話などの通信や電力供給、自動運転やドローン(無人機)など幅広い分野への影響が懸念される。

11日夜には北海道や石川県輪島市などで太陽フレアの影響とみられるオーロラのような現象が観測された。

普段は確認されない英国や米国の南部、中国北部、東欧ルーマニアなどでも見られた。

米ネットメディアは、米ネブラスカ州では農機のGPSが太陽フレアにより機能が停止したと報じた。

情報通信研究機構は、地球周辺の人工衛星やGPSによる測位、短波通信に不具合が生じる恐れがあるとして注意を呼びかけた。

太陽フレアは11年周期で活発になるとされ、25年にピークを迎えるとの予測もある。

100年に1回程度の大きな太陽フレアが生じた場合、携帯電話や防災無線が約2週間にわたり断続的に使えなくなるほか、変圧器の故障を引き起こし、電力供給が止まる可能性があると指摘されている。

今後拡大が予想される自動運転やドローンへの影響についても警戒が必要だ。

参照元∶Yahoo!ニュース