「泡吹いて息をしてなかったから」とっさの判断で小中学生の兄弟が心臓マッサージ 頭を打って意識失った友人の命救う
小中学生の兄弟がお手柄。
西都市で転倒して意識を失った友人に小中学生が心臓マッサージを施した。
友人は、無事、意識が回復した。
頭を打って意識失った友人の命救う(妻中学校2年・佐々木蓮さん)「泡吹いて息をしてなかったから心臓マッサージをした」とっさの判断で友人の命を救ったのは、西都市に住む妻中学校2年の佐々木蓮さんと、妻南小学校6年で弟の凜さん。
先月22日、サッカーボールで遊んでいた蓮さんの同級生が転倒。
頭を打ち、意識を失って呼吸や脈が止まった。
一緒に遊んでいた2人はすぐさま行動する。
(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「僕が名前を呼んだけど、返事がなかったから、意識がなくなってるなと思って、次に息をしてるか確認をして心臓マッサージをしているときにお兄ちゃんが心臓マッサージを手伝ってくれて…」2人はおよそ5分間、心臓マッサージを継続。
友人は呼吸が戻り、救急車が到着した頃には少し会話ができるまでに回復した。
(妻中学校2年・佐々木蓮さん)「死んでほしくないと思ってずっと心臓マッサージをしていました」(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「意識が回復して、あっ生きてると思ってうれしいと思った」
(兄弟のお母さん)「(2人が行動できたことは)うれしいですね。誰かが困ったときに、大変なときにぱっと動いてくれる、助けてくれる人たちになってほしい。優しい優しい人間になってほしい。」
蓮さんは、去年、市の救命救急の講座を受講し、凛さんも学校のプールの授業で心臓マッサージの手順を教わったことがあったため、今回、即座に行動できたという。
西都市教育委員会は、今月25日、2人の功績をたたえ、表彰状を贈った。
(妻中学校2年・佐々木蓮さん)「同じ場面に出くわしたら、また同じように焦らずにできたらいい」
(妻南小学校6年・佐々木凜さん)「今後、このことを活かして、焦らずに、自分にできる行動を考えて、みんなの役に立ちたいです」
病院に運ばれた友人は、3日後には、無事、退院した。
参照元∶Yahoo!ニュース