吉村知事「もともとガスが出るというのは分かっている」生出演で大阪万博の工事安全性を強調

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大阪府の吉村洋文知事(48)が13日、開幕1年前となった大阪・夢洲の大阪万博会場から中継された日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に生出演し、万博の見通しについて語った。

 吉村知事は冒頭の紹介で、中谷しのぶアナウンサーから「ちょうど、あと1年」と声をかけられ「9年前に誘致、構想に携わってますので、楽しみにしてます。わくわくしてます。ちょうど1年後の今日、この地で160カ国の国々が集まる万博が開催されるというので、すばらしい万博を実現したと思っています」と語った。

その後、万博の主に3点の「課題」について議論。参加国がパビリオンを自前で建設する「タイプA」の着工が約50カ国中、14カ国にとどまることで工期が間に合うか、先月会場でガス引火事故が発生したことなどの安全性、建設費が1250億円から2350億円となり運営費も809億円から1160億円に上がった予算の問題が話題となった。

中谷アナからガス引火事故の件で「原因と、再発は大丈夫なんでしょうか」と問われた吉村知事は「工事を安全に進めるというのは非常に大切なことですので、これは我々としては徹底してやっていく。今、原因を調査しているんですけど、火が生じる工事についてはそのエリアについては一時、ストップしている最中です。安全が確認されてから再開する。工事を安全に進めるというのは何より大切なことなので、我々は工事の安全を最優先に進めている」と語った。

 中谷アナに「会場全体に可能性があるわけでない」ことを念押しされると「そうです」と即答。

「パビリオンが立っているところは、下に埋まっているのは土、土砂ですので、そういったガスが出ない。北側のグリーンエリアはもともと一般廃棄物を埋めているところなので、そこではもともとガスが出るというのは、みな分かっているんですね。なので、それを外に出すということをやっているんですけれど、ここは安全に工事を進めていこう、と。原因はより究明した上で、工事の安全を徹底したいと思います」と語った。

参照元:Yahoo!ニュース