新居浜・給食のリンゴ食べ園児重体 保育園の会見受けて両親が文書で「今の思い」

保育園の写真

愛媛・新居浜市の保育園で給食でりんごを食べた当時生後8カ月の男の子が意識不明の重体となった事故で、5日、保育園側が会見を開き、謝罪と再発防止策を示した。

一方で、現在も意識不明の状態が続く男の子の保護者は文書で、「今の思い」を明かした。

この事故は去年5月、新居浜上部のぞみ保育園で当時生後8カ月の男の子が給食で出された生のりんご片を食べて、意識不明の重体になっているもの。

5日、保育園と運営法人が会見を開き、園長らが謝罪した。

そして、市の検証委員会が「複数の問題点が重なった」とした報告書を公表したことを受け事故の再発防止策を発表。

給食に異常がないかを確認する「検食」を園長らが現場の保育士と毎日、ダブルチェックして行うことや家庭での離乳食の状況を保護者から聞き取り、園児ごとに表にまとめて園内で共有するなどとしている。

また、職員全員が定期的にAEDなどの心肺蘇生の訓練を行っている。

新居浜上部のぞみ保育園細川真由美園長は「今後二度と同じ事故を決して繰り返さない強い決意と再発防止策の徹底に努めてまいります」と話している。

一方、男の子は現在も意識不明のままだ。

参照元∶Yahoo!ニュース