池袋暴走事故で服役中の元院長、妻と娘亡くした松永さんとの面会の意思示す

被害者と面会している人の写真

5年前、東京・池袋で起きた暴走事故で、妻と娘を亡くした松永拓也さんは6日、服役中の旧通産省工業技術院の元院長が面会を受け入れる意思を示したと語った。

5年前、東池袋で松永真菜さんと娘の莉子ちゃんが死亡した事故をめぐり、夫の松永拓也さんは去年12月に新たに始まった、遺族などの心情を刑務所の職員を介して受刑者に伝える制度を使い、車を運転していた元院長に対し、面会などを求めていた。

6日、松永さんのもとに刑務所から回答が届き、元院長が面会を受け入れる意思を示したことや、「松永さんの心情などをすべて聞いたあと、『申し訳ない』と述べた」ことなどが書かれていたということだ。

松永拓也さんは、「初めて彼と真の言葉、心っていうのをかわせたような気がして」「(面会したら)お互いの加害者になってしまった、被害者側になってしまったという経験を無駄にしないように、今後の事故が防がれるための糧になるように、一緒の視点をともにもちましょうと伝えると思います」と話している。

松永さんは近く、面会を申し入れる予定だということだ。

参照元:Yahoo!ニュース