国内最高齢のジャイアントパンダ「タンタン」死ぬ 「寂しく悲しい、日中友好に多大な貢献」神戸・王子動物園

神戸の王子動物園で暮らす、メスのジャイアントパンダ「旦旦(タンタン)」が死んだことが分かった。

動物園によると、死んだのは3月31日午後11時56分で、心臓疾患に起因する衰弱死だという。

王子動物園は1日午後3時半から会見を行い、加古裕二郎園長は「動物園としても寂しく悲しい。日中友好にも多大な貢献を果たしてくれたことに、最大限の感謝と敬意を表します」と話した。

神戸市立王子動物園で暮らしていた旦旦は、1995年9月生まれの28歳。

日本国内にいるジャイアントパンダの中では最高齢で、中国の専門家によりますと、ヒトに置き換えると100歳近くの高齢者に相当する。

2000年に中国から来日し、阪神淡路大震災からの復興のシンボルとして、愛され続けていた。

当初、2020年に中国へ返還される予定でしたが、新型コロナの影響のほか、2021年には心臓の病気がわかり、これまで5回延長されてきた。

王子動物園によると、2023年10月以降、食欲や運動量が少なく、眠っている時間が長くなり、日中双方による協議の結果、返還の期限を2024年12月末まで延長することになっていた。

その後、3月15日になって病状が悪化し、3月31日に心肺停止となって蘇生措置が行われましたが、午後11時56分に死んだことが確認された。

参照元∶Yahoo!ニュース