着色料に紅麹原料、金谷ホテルベーカリーが3商品を自主回収 担当者「損害は計り知れない」

治療薬の写真

小林製薬の「紅 麹こうじ 」成分入りのサプリメントを摂取した人に健康被害が確認された問題で、栃木県日光市のパン製造・販売会社「金谷ホテルベーカリー」は25日、紅麹原料を使っていた3商品の販売を中止し、自主回収すると発表した。

「紅麹」問題受け、小林製薬社長らが29日午後2時から記者会見。

大阪市内で 自主回収の対象は「いちごブレッド」「いちごロール」「春のあんぱん」で、生地の着色料として紅麹原料を使用。

23日に販売を停止した。

金谷ホテルベーカリーは「現時点で健康被害は確認されていない。他の商品への混入もない」としている。

購入者には商品を着払いで同社へ送付するよう呼びかけており、代金は後日返金するという。

20年ほど前から販売している商品もあり、同社の担当者は「百貨店や通販業者など取引先への対応に追われ、損害も計り知れない」と嘆く。

別の着色料に切り替えて対応しようとしており、「小林製薬には納得のいく説明と損害への誠実な対応を求める」と話した。

また、健康被害の発生を受け、県もホームページで回収対象の製品に関する情報を掲載。

県生活衛生課によると、26日午後6時現在で健康被害は把握していないという。

参照元:読売新聞オンライン